おまたせしました！それでは、ヌル男の語り口でお届けする──ヌル語り第4回🍯

【連載】ヌル語り

2025.04.08

🍯第4回ヌル語り

『オトナの哲学：癒しとは、なんなのか？』

「癒されたい」──
この言葉を、男たちはいったい何回口にしてきたんだろう。

上司に理不尽に怒られた帰り道。
誰にも言えない孤独を抱えた深夜のコンビニ。
頑張っても報われない自分に、そっと肩を叩いてくれる誰かが欲しい。
そんな時、人はふと口にする。「癒されたいなぁ」って。

でも、癒しって一体なんなのか？

メンズエステで味わう「癒し」って、
単にオイルを塗られて、マッサージされることだけじゃない。

もちろん、プロの技術で筋肉が緩む気持ちよさもある。
けど、それ以上にグッとくるのは、
セラピストさんの”気配”なんだ。

部屋に入った瞬間のやわらかい笑顔。
タオルのかけ方ひとつに込められた気づかい。
「あ、大丈夫ですよ〜」っていう一言に、
こっちの緊張がふわっとほどける。

つまり癒しって、
“あなたを受け入れてますよ”っていう、さりげないサインの連続。

それが一番、心に効くんだ。

社会って、やたらと役割を求めてくるよね。

会社では「仕事のできる大人」でいろ。
家では「頼れる夫」「ちゃんとした父親」でいろ。
SNSでは「面白いやつ」「リア充」でいろ──って。

でも本当の癒しって、
そういう“ラベル”を全部脱いでもOKな場所だと思う。

メンエスの部屋で紙パンツ一丁になってると、
もうマジで、肩書きもプライドも吹っ飛ぶ（笑）

けど、それがいい。
何者でもない「ただの男」として、
無言で寄り添ってくれる人がいてくれること。

それが、オトナになって初めてわかった「癒し」の本質。

子どものころの癒しって、わかりやすかったよね。
「好きなお菓子食べる」「ゲームする」それだけでOKだった。

でもオトナになると、癒しってもっと曖昧なものになる。

「何がつらいか、よくわからない」
「何に疲れてるのか、自分でも整理できてない」
そんなモヤモヤを、ぜんぶ丸ごと受け止めてくれるのが、癒し。

つまり──
癒しとは、「言語化されない疲れ」を、
無理に解決しようとせず、そっと横に置いてくれる“余白”。

それがあるから、人はもう一歩、明日を歩けるんだと思う。

癒しとは、
「その人に会いたい理由」そのものかもしれない。

サービスじゃなく、接客でもなく、
“あの人と一緒にいる時間”が心に沁みる──

それを、オトナはきっと「癒し」と呼ぶんだろうなぁ。

次回のヌル語りでは、「“紙パンツ”を通して見る、男の本音」についてヌルっと掘り下げる予定🍯
お楽しみに！

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